田中屋の「普通の日記」7月17日 文/田中宏明

外食記録と日記
外食記録と日記

mintがお腹痛いということで、タクシー、
17日2時10分
石原レディースクリニック着
エントランスで立てなくなるぐらい痛くなる。

なんとか立ち上がり、荷物を渡し、入っていった。
僕は中には入れないので、その姿を見送り、深夜の昭島を歩く。
昭島の町はこんな感じだったのかと思うのだが、ほとんど何も変わっていなくて、何となく自分の環境だけ少し変わりかけた景色であった。
家に帰り、将棋をしていたら電話がなった。
このあたりの市外局番である。
病院からの可能性は高かった。しかしこのタイミング、手術が必要なのかとヒヤッとしながら電話に出たら、
「おめでとうございます、2時39分元気な女の子が生まれました」
「ありがとうございます!お世話になりました!もうしばらくよろしくお願いします」
なんか一瞬の出来事だった。それは男にとっては。
女にとっては長かったのかもしれない。
とにかくに男にとってはかなり一瞬だったので、この先子供との時間というのも一瞬の可能性があるので、すべて大事にしたいのです。

電話の向こうで鳴き声が聞こえる。

もう必至で生きてる、俺たちも赤ちゃんも

必至で生きて楽しく生きようぜ。

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