歩き書き!「田中屋の不動産管理日誌」10話~在籍確認(つづき)

不動産管理あるある
不動産管理あるある

前回のあらすじ

会社にマナーの悪い電話がかかってきた。在籍確認。
不動産管理会社では、審査の中でそれをする場面もある。
もし自分がするならどんな方法で在籍確認をおこなうのか。

私が住宅ローンを申し込んだ時

みずほ銀行ローンの審査の在籍確認では、
担当の方より、◯時頃会社に電話してもいいか、そのときはみずほ銀行と名乗っていいかなど、事前に確認がありました。相手への配慮であり、みずほ銀行と名乗ることによって、マナーの悪い態度はとれないということになります。

私の場合は、家を買うことを隠してもいないし、しられてくないことでもないので、他の社員が出て、在籍確認の電話が来たことを知られても「家買うの?」と思われてもいいので、とにかく会社に失礼にならないようにしてほしかったので、みずほの在籍確認は助かりました。

私は春本の、マナーの悪い在籍確認を受けて不快でしたし、当然春本の評価は下がります。まぁそれはしょうがないことです。

在籍確認を知られたくない人もいる

では、そういう人たちに対してはどうすればいいのか。

私が行った在籍確認

申込書に記載の番号からかけ直してもらう。

今の時代は着信場号が残りますので、その番号からかけてもらえればそれは在籍していると考えていいのではないという理屈です。

ただ、そもそも申込書に書いてある番号が違う可能性もあります。
在籍確認をする側は当然勤務先を事前にホームページなどで調べ、会社名と番号が一致しているか確認するわけですが、申込人が「自分のいる部署はホームページに乗っていない番号です」などと言い出す可能性もあります。

そんなときは…

在籍確認する側が指定する会社の番号からでかけてもらう

それができれば、まぁ、在籍していると考えていいでしょう。

このあたりまで在籍確認をされる側を考えて提案しても、成立できないような申込人は、そもそもかくれて動かなければいけない申込人は、審査を通すのは非常に困難であります。

なぜなら、これぐらいに段階を越えられない人に何ができるのかという問題に発展してしまうからです。これぐらいは越えてもらいたいものです。

穴だらけの在籍確認

ただ、在籍確認なんて穴だらけです。
例えば、「あいにく田中は外出中です」といったって、どの田中だよってなります。
どこからどの番号で、誰がかけているのかだってわかりません。
本人が電話に出て話していても、当然本人確認が必要になりますので、
生年月日や、住所などを言ったりします。そばで聞いていた人は「それ、個人的な電話かよ」って感じです。怪しさ満載です。

銀行といっても“日本有数の古い業界っです”

かくれて在籍確認しようなんざ、はっきりいって茶番です。みんなでしきたりだからといってやり過ごしているだけです。

私が願うのは、失礼のないようにいきましょうということですね。

文・写真/田中Mint

渋谷駅前 開発の風景
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