渋谷駅周辺では「100年に1度」と言われる大規模再開発が進み、渋谷ヒカリエや渋谷スクランブルスクエアなどの大型複合施設が次々と誕生しているが、街としての魅力が落ちたとの声も上がっている。東急東横線の地下化により、神奈川方面から買い物に来ていた層が新宿の伊勢丹などへ流れ、東急百貨店東横店の閉店や西武渋谷店の規模縮小など百貨店離れが進行した。代わってIT・情報通信系のオフィスが集積し「ビットバレー」化が進む一方、商業施設はがらんどう化するなど賑わいが失われ、かつての「渋谷ギャル」も姿を消し、若い世代は大久保・新大久保などへ流れている。再開発は続くものの、街の魅力向上には必ずしもつながっておらず、居住エリアとしての評価も地域によって明暗が分かれている。

竹内:ねえ田中さん、最近の渋谷の再開発、すごいことになってるじゃないですか。「100年に1度」の大工事で、ヒカリエだスクランブルスクエアだつって、高層ビルがニョキニョキ建ってさ。
田中:あぁ、ビットバレーなんて言われてIT企業もいっぱい集まって、すっかり大人向けのオシャレな街に生まれ変わったんだよな。
竹内:でもさ! 街の魅力が落ちたって声もあんのよ! 東横線が地下に入っちゃったから、神奈川のお金持ちマダムたちが乗り換えなしでスルーして、新宿の伊勢丹に行っちゃうんだって!
田中:あー、東急百貨店も閉まっちゃったし、西武も縮小しちゃったからな。買い物客が流れちゃったんだよ。
竹内:そう! 東急東横店が消えたせいで、今や渋谷で一番人が並んでるの、ハチ公前の写真撮影待ちの外国人観光客だけだからね!
田中:言い過ぎだろ! 他の商業施設だって賑わってるよ!
竹内:いやいや、ビルの中はがらんどうでさ。昔のギャルも絶滅して、若い子はみんな新大久保でサムギョプサル食ってんだよ! 渋谷に残ったのは、首からIDカード下げたIT社長と、ハチ公のモニュメントに触りたい外国人だけ!
田中:IT技術者と観光客を極端に言うな! 住む場所としても人気はあるんだから。
竹内:住みやすさも明暗分かれてるらしいよ。IT社長がタワマン買ってドヤ顔してる横で、家賃高すぎて普通の若者はアパートすら借りられない! これもう「100年に1度の再開発」じゃなくて「100年に1度の大迷走」だよ!
田中:失礼なこと言うな! これからもっと魅力的になるんだよ!
竹内:まあ、迷子になる魅力だけは世界一だけどね。地下が複雑すぎて、俺、未だにヒカリエからスクランブルスクエアに行けないもん。
田中:お前が方向音痴なだけだろ!
