奈良あひる

短篇小説

青春プチロマン小説「女が日本一周に出るとき」第17話 作/奈良あひる

ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 17話 加恵は喫茶店らしき考え事をしていた。 子供がいるかいないか、子供がいるってことは、子供ができる男と夜をともに...
短篇小説

青春プチ官能小説「女が日本一周するとき」第15話 作/奈良あひる

女ひとり気ままに旅をしていると、平日か土日かなんてのは気にならなくて、今日は何日なのかもわからなくなっていく。今何月かはかろうじてイメージが着くぐらいで、それでなにも支障はない。 この日は、明日にはこの街を出るとして、ゆっく...
短篇小説

奈良あひるの「私の想い出①」

彼と久しぶりにベッドを一緒にする。 新大久保のシティホテルに入った。エレベーターの中で私は… 夕食は、ジョナサンだった。ほとんど人は入っていなかった。 彼「こないだは気持ち良すぎてすぐ出ちゃってさ、あれか...
短篇小説

奈良あひるの海賊盤現場検証「中央線の看護婦ユカ(23歳)ある日の8月」第1話

ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 第1話 渋谷で待ち合わせ。駅前の東急線の緑色の車両の前。渋谷の過去の資料など展示されている。時刻は...
短篇小説

青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第11話 作/奈良あひる

ボーカル「動画撮ってたよ。女」 三奈「何の動画?」 ボーカル「してるところ」 三奈は返せなくなった。 どこかのだれかとしている。 それを動画に撮っている。 ボーカル「ところで、今日か明日...
短篇小説

青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第4話 作/奈良あひる

三奈「だめだよ」それは意味のない言葉というのは、もう知っている。胸を服の上から揉むだけではもう満足できない。「ちょっと待ってて」ボーカルは、スマホ用の小さな三脚をたてて録画し...
短篇小説

青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第3話 作/奈良あひる

第3話 久我山駅だった。 ボーカルは三奈をアパートに誘う。「たぶん、ドラムはもうバンドできなそうだな」と 「酒でも飲もうか。バンドマンはやっぱ家飲みっしょ」スーパーで安い酒でも買って、適当なお菓子でも買って。なん...
短篇小説

青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第2話 作/奈良あひる

第2話 出逢いってないものかねぇ。10年前と言えば、SNSといえばmixiでマッチイングアプリなんてなく、出会い系サイトと呼ばれていた。私も地味にmixiなんてやっていて、日々のなんてことない日記なんて書いてみたりした。そう...
短篇小説

青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第1話 作/奈良あひる

吉沢三奈はもう結婚して10年ぐらいになる。夫と暮らしている国分寺のマンションは快適だった。 また10年ぐらい、百貨店のなかのアパレルの販売員として働いている。「10年ぐらい」と、正確な数字ではないが、結婚した時期、この仕事に...
短篇小説

青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第8話

浅田「今ホテルです」 え、普通のホテル?それともラブホ? 加恵「先程の方と一緒ですか?」浅田「はい。彼女は今シャワー浴びてます。」 これからするの?おわったの? 「今何してたんですか?」 いや...
短篇小説

青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第5話 作/奈良あひる

第5話 私たちは店を出て、お互い今日一日のお礼を言って別々の方向へ歩きだした。普通に会社にいっていれば、こんなことはまず起きないなんて思った。 加恵はいままで平日休みの仕事をしており、今日という日がたまたま土曜日で、い...
短篇小説

プチロマン小説
「振り向かせてキス」
作/奈良あひる

ホテルに入ったらまず大きな鏡の前に立つ荷物だけ下ろした姿でいい。コートなど来ている季節であれば着ていていい。 そして二人で写真を撮る。これからしますって顔がいい。ここで1枚だけ脱がす。 思えばメッセージを交わしているときからコ...
短篇小説

青春プチロマン小説 「100人の女と出逢った男と、100人の男に愛された女」 作/奈良あひる 写真/田中宏明

が、池袋のバーにいる。 男はその日出逢った亜果利という女に話しかけたところである。女はとなりの席に座っていたサトルという男と何やら話している。さて、どんな展開になるのだろうか。 登場人物 男…好きな飲み物はおみくじソーダ...
タイトルとURLをコピーしました