奈良あひるの海賊盤現場検証「中央線の看護婦ユカ(23歳)ある日の8月」第1話

短篇小説
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短篇小説

渋谷で待ち合わせ。駅前の東急線の緑色の車両の前。渋谷の過去の資料など展示されている。時刻はやはり5時だった。8月暑い。

 ユカ「あ、こんにちは、お待たせしました」

 奈良「こんにちは」

ユカはタイトめワンピースに斜めがけのバッグひとつであった。

胸の間にストラップが走る。

ユカとの出逢いは新宿だった。三丁目のあたりでシティスナップを撮らせてもらったのだ。寒い季節であり、コート姿のユカを撮ったのだ。これが本当に魅力的な女で、そのコートの中まで撮りたくなったのだ。そんなお願いをして、季節は夏まで変わって、今日という日がやってきたのだ。

つづく

文/奈良あひる

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