歩き書き!「不動産管理あるあるエッセイ」ちょっと番外編~家を買ってみよう 第5話

不動産管理あるある
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不動産管理あるある

40歳からの住宅ローン35年

前回のあらすじ

40歳で、35年の住宅ローンを組んだ。

次の2パターンが起こった場合

Aは70歳で完済して、亡くなった。
Bは70歳、返済途中で亡くなった。

30年経って亡くなった

Aは結局、ローンがなくなった状態を味わうことはできなかった。
Bも結局、ローンがなくなった状態を味わうことはできなかった。

どちらも、家は妻のものになった。

差といえば、Bは返済途中であったこと。つまり一部返済は済んでいないということ。ここで、団体信用生命保険(「だんしん」なんてよばれてます)が生きてきます。こんな保険入ってないよなんて思うかもしれませんが、入らなければ銀行がお金をかしてくれないのが現状です。

入るといっても、借りる方は費用を払い、銀行がその保険に入るといったイメージです。費用は、利子にのっかっているということですね。被保険者である借りた人が亡くなった場合に、契約者の銀行に残債が支払われる流れとなります。銀行は亡くなることによるとりっぱぐれはないということですね。

どちらも家は妻のものになった

そういうわけあって、返済途中のBさんも、家は借金のない状態で妻のものになります。

ここでの差はなんなのかというと、Bはあと5年分のローンを払っていないのです。その分はどこへ行ったか。
Aが繰り越し返済した分は、Bは妻や子供たちに使っていたということになります。70歳になる前に。それか現金で貯まっているかですね。

どっちが得か 得策か

なんだか、Bの方が得のような…。
それでも、人は早く完済して自由になりたいって思うものです。ていうか、完済しないと自分のものになった気もしないのですよね。僕はまったく自分のものになった来はしません。払えなくなったら、いつでもみずほ銀行に獲り上げられてしまします。まぁ、それはしょうがない。
そんなことは知っていて、妻や子のために買ったのです。

ローンがなくなるという価値

もっと若いうちに買うのならば、早く返して、家賃・ローンのない生活にいきたいのですが、僕のように40歳で借りて買うとなると、ちょっと迷いはしますが、繰り越し返済しないで、家族のために使っちゃおうかなと思います。
これを考えるのも「家を買う」という中のひとつの面白さですね。

文・写真/田中Mint

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