不動産管理の教科書なんてのは聞いたことがなくて、思いついたらエッセイして貯めていきたいと思います。
緩降機の窓の動作数
緩降機というのは後からビルに設置するにはちょっと手がかかります。
よくあるパターンだと、事務所用のビルを飲食店に貸した場合です。避難器具を設置しなくてよかったのが突然設置義務発生になります。
消防法の知識もなく飲食店を入れてしまうと、入居後消防設備の不備が発覚します。
貸主・借主どちらが設置するかについて
ここは契約書に書いておかないといけないところです。
何も書いていないと、借主は「貸主の責任範囲である」と主張するでしょう。
契約書には、例えば次のように書いておくとよいでしょう。※一般的に店舗の場合は、借主負担
貸室を使用するにあたって必要な消防設備及び建築設備は借主の負担のもと設置すること。
あとから設置するとその器具を置く場所にスペースをとられます。
これを書いておいてテナントの自由という考え方をする人もいるかもしれません。
ちょっと長い前段になりましたが…
窓の内側に緩降機を設置する場合
緩降機を使えるように窓を開ける時の動作数にも制限があるなんてことを言う噂を聞いたことがあります。
これは完全に都市伝説ですね。
そんなものはありません。
「私には霊が見えます」ぐらいのオカルト感です。80年代のノリですね。
もし信じるのなら消防署に確認された方がいいと思います。
人面犬について警察に確認する勢いで。
作者紹介
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第87回
田中屋のロード俳句
わけありの女
「恋のドライブインCOFFEE」