男は三奈入り口を撫でている。彼自身のもので。
「ちょっと見てもらいたいものがあるんだ」
と言って、男はスマホを手渡した。三奈が写ってる。男と。それは以前の逢瀬だった。
三奈は抱かれている。もう何も着ていない。入っている。対面座位で抱かれている。
三奈はその画面に釘付けになっていた。
すぐ、その男が今ここにいる男であることはわかった。
数年前のものである。
もういつの間にか入れられていて、あの頃に入れられているのか、今入れられているのかわからなかった。
こうしていると、二人はいつまでもあの頃のいられるような気がした。
三奈はすぐ達してしまった。そのあと男も三奈に出した。胸に。
それもあの頃のままだった。
胸に出すのが好きだと言っていた。
その理由も聞いたことがある。
つづく