田中屋の夕刻日誌「家は住まないと傷むというのは本当なのか」

不動産管理あるある
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不動産管理あるある 夕刻日誌

迷信は嫌いじゃないけれど、たまに「それどういう理屈?」と思うものもある。
基本的には理屈は追わないのですが、科学的物理的に攻めてくるものには、その説明がほしくなるときがある。

小さい頃、風呂場で口笛を吹くと蛇が出ると言われてきた。これについては、いかにも理屈はなさそうなので、その理屈は何?とはならない。

しかし、最近もやはり聞くのは、家は住まないと弱るのが早くなるといったものだ。これはいい年をした人がいい年をしたひとに堂々と使って、言われた方も同意している。

しかし、どんな理屈があるのか。これは風呂場で口笛吹いて蛇とはちがう。

これをもう一段階理屈っぽくいうと、換気した方がいいという意味とされている。
そうなると、住む論ではなく、換気論になる。これは、理屈的に換気した方がいいと考えられる。もちろんみんな比べたことはないと思うが。
換気した方が、よどんだ空気、例えば湿気が出ていって、カビの発生防止になるとか。
これは理屈的にはあるかもしれない。しかし、実験したんですか?となる。

では、住んだ方が傷まない説はどうなのだろうか。

全く同じ家が2軒あって、ひとつは住んでひとつは締め切りで月1回1時間の換気のみ。
これの10年後どうなっているのか。

家は木造の一軒家としよう。家族4名で住むとしよう。
子供が生まれて、家を買った設定で。

そして、10年後どちらの家がいたんでいるのか。

空き家の方がノー換気だったらどうなっているのか。

これだれか実験してもらいたいな。
しかし誰トクでもないのでだれもやらないのである。

なので結局、
住んだ方が傷まないという言葉は生存するのである。

「新築から10年間4人家族が住んで、ものだけすべて搬出した家」と、
「新築から10年間なにもしていない家」

同じ金額だったらどっちを買う?

エッセイ/田中宏明

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