田中屋の夕刻日誌「地震・雷・火事・親父とはなにか」文・写真/田中宏明

夕刻日誌
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怖いものの例えとしてのこのことわざ?いや、慣用句?ですが…

親父というものを怖い存在として認識がないものとしては、
親父というものを、オチとして使っているみたいで、
それはそれはかなりチープなことのように感じます。
そして、おもしろさをどう感じればいいのか戸惑いますね。

言葉の意味であれば、調べることができるのですが、この言葉がどのように生まれて、どういう場面で使われたかを知りたくてもなかなか出てこないものです。

とはいっても、昔のことなんていまはどうでもいいとも考えられる。
今どういう意味でどういう場面で使うかだ。

言葉を更新するのです。

とりあえず、怖いものを考える。

地震、雷、火事というのは怖いけど、自分の身におきるときにはそこにいる人全員がおなじ境遇にあうからなのか、そんなに怖いという対象にならないんですよね。

それより怖いものがあります。

列挙すると、
株主の上司
老後
病気
おばけ
などなど、
おまけにコナンの犯人の黒い影
などあります。

どちらの方がこわいか考えてみてください。
リアティを考えればわかることと思います。

地震雷火事親父は何が言いたかったのでしょうか。
どういう場面で使われるものなのでしょうか。

リアリティのない言葉をならべて、最後親父で落とそうとする感じ、なんなのでしょうか。

もうそろそろ言葉を更新させましょう。

令和では、
病気・老後・おばけ・株主の上司
です。

使い方は、
「地震雷火事親父より怖いものがいっぱいあるよね。
例えば、病気・老後・おばけ・株主の上司とか」
などです。
「親父が怖い時代っていつなんだろうね。」
「たぶん、ちょんまげとかしてる時代じゃない?ハハハ」

人生において、怖いものベスト4が、表題の通りならば、その世界にいきたい。

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