田中屋の夕刻日誌「マジって言葉 はじめに言った人は誰なのか」

夕刻日誌
夕刻日誌

文/田中宏明

テレビや日常会話で、自然に耳に入ってくる言葉はリアルでナウで自然なのです。

「マジでビビりました」って仕事で使いたくなるときがあります。

でもそれはまずいと思い、「本当に驚きました」と言い換えるのです。
しかしそれは僕が言いたいニュアンスとは別のものであります。
マジでビビりましたが実際のリアルな感情なのです。

マジの語源とは何か

マジの語源とはなにかと考えると、

「本気」です。

ここが問題なのです。

僕らは80年代を生きていますので、本気と書いてマジと読むというビーバップ的なフィーリングがあるのです。それを大人は極度にきらい、「最近の若者の言葉は乱れてる」などと言うことになります。

しかし、実際はちがったのです。

マジは真面目の略だったのです。
「マジで」は、「真面目に」置き換えられるということです。

略してはいけないなんてことは大人の世界にもありませんし、公的にもありません。略してはダメなら、国交相もだめです。国土交通相と言ってください。となって、国交相という人はチャラいということになります。

つまり「マジ」は使っていいということになります。

ビビるの語源

次にびびる。ビックリするの略または変化かと思っていたのですが、そうではなかったのです。

びびるは略ではなく、びびるという言葉は、平安時代からあったのです。しかも「萎縮する」という、ほぼ近い意味です。まぁ、古ければいいというわけではありませんが、最近できた若者言葉ではないということです。

つまり、「マジでびびる」は、若者言葉ではないということです。

使っていいということにもなります。

相手の知識力が試される

ただ、相手の知識共用が必要となります。

それを知らない目上の人がいれば、あいつの言葉はチャラいとか、ダメだとか、最近の若者はとかなるのです。

なので、結局かなりつかいづらい言葉になります。

なので、この日誌を書いたわけです。

どうか今流行りのリツイート・シェアおねがい致します。

田中宏明

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