田中屋の夕刻日誌「サザエさんの逆襲」

夕刻日誌
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昔 土8戦争なんてのがあった。

それは、土曜日の8時のバラエティの番組の争いだった。

それの親戚筋で、日8戦争というのがある。
日曜日8チャンのちびまる子ちゃんサザエさんのライバル対決である。

もう30年以上も続いている。

一時期、ちびまる子ちゃんが終わって、「ツヨシしっかりしなさい」という番組がその枠で放送されていたことから、サザエさんの方が優勢ともとれた。

しかし、僕はずっとちびまる子ちゃん派であった。

なぜ、ここで派に分かれなければならないのかはおいといて。
派に分かれるのは小学生中学生心として尊重したいからであるということはやっぱり言っておきたい。

同じ小3でいえば、ちびまる子ちゃんとワカメちゃんなら、ちびまる子ちゃんのほうが上だ、なんてわけのわからないことを言っていたこともある。

下北沢にすんでいた頃
ちびまる子ちゃんこそ遊びの達人だなんて勝手に思っていた。
例えば所ジョージがやっていることは、お金がかかってだれでもその環境にいけるものではない。
しかし、ちびまる子ちゃんでの出来事はだれにでもおとずれる話で、そんなふうに時代を楽しめば、幸せにたのしくいきていけるのではないかと思っていた。それはいまでもかわらない。

そんな生活まで、なぜか下北沢という当時はまだ自由にいきる尊重の町なんて思いながら、自分もそれに寄せていきたかった。

ある日、温泉でテレビを観ていたら、サザエさんの逆襲を感じた。

作家陣をかえたのか、今までにはないようなストーリー展開であった。
これにはまるちゃん側も驚いたと思う。
同じ局とはいえ、数字で勝ちたいのが製作陣である。

近頃のサザエさんの勢いは、ちびまる子ちゃんを凌駕していると言えるほどだ。しかし、サザエさんの出来事はちょっと現実的ではない。

ちびまる子ちゃん側の作家を引き抜いたのか。スタンハンセンを新日本から引き抜いた全日本プロレスのように。

モーニング娘。から夏まゆみを引き抜いた、AKBのように。

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