これたぶん「返さない」で終わると思うんですよね。
これは人間の心理と戦っている気がします。
なぜならば、僕らは振り込んだものは返ってこないという慣習がすり込まれている。
「一度振り込まれたものは理由の如何を問わず返還いたしません」
のような文言はよく見聞きしたものだ。
例えば、聖望学園高校の入学金だ。
入学するためには、いついつまでに振り込めとある。
そしてその段落のなかに、上記文言があるのだ。
結局入学しなかったら返せばいいじゃんって思いましたね。
僕は入学したので、その縛りにとくにつっこむことはしませんでしたが。
東京のどこかの高校と迷っていて、とりあえず入学金を払ったというならば、そして結果入学しないならば、返してやれよと思います。
ただ、手間はかかるので、手数料はとってもいいけど。
とにかく、一度振り込まれたものはかえさないという文言は文化としてよくみる。
なので、この男もそれは思い出したのではないだろうか。
一度振り込まれたものは、理由の如何を問わず返さない。返せない。
ただそれだけのことなのだ。
聖望学園高校の入学金
もし返さなければいけないのだとしたら、聖望学園高校の入学金も、間違えて振り込んでしまったので返せ、が通用することになります。
振り込まれた金額を何に使ったなんてどうでもよくて、
一度振り込まれたものはお返しできないと、主張してみたらどうなるのだろうか。
