チューリップ
「夕陽を追いかけて」EP
直江津港通り350号線に昔、善光寺書店さんがあった。宗教書が充実していて高校時代、金も無いのでよく立ち読みしに行っていた。
「ラフィンノーズが解散するんだって!」
女の店員さん二人がそんな話題を話していた時代。そこのラジオから流れてきたのがチューリップの「夕陽を追いかけて」でした。今聴いてもその時の記憶が鮮明に思い出される。
財津和夫は小田和正をライバル視もしていたし、また敬愛もしていたと思う。若い頃、仲が良かったという。それにオフコースファンクラブの会員番号No.1は財津だという説がある。
チューリップとオフコースは1989年に解散をしますがツアーの関係でほんの僅かですがオフコースのほうが先に解散しています。僕は後期のチューリップを見ると財津が若手メンバーを入れたりして無理にバンドを存続させようとしていたのではないかと思われる節があるように感じます。実際、財津が
「オフコースより先に絶対解散したくなかった。」
という発言を雑誌で見た記憶があります。更にオフコースよりチューリップのほうが先にデビューしているのでそこらへんも財津がオフコースをすごく意識していたんじゃないかと、譲れない部分であったのではないかと僕は思うのです。
財津がチューリップに何故そこまでしがみついたのか?は僕の中ではいまだに謎めいています…。
自分の過去を振り返りながらまた新たなる旅立ちに出る…。こういった感じの財津の曲を僕は「財津演歌」と呼んでます。
「追いかけて、追いかけて、死ぬまで僕は追いかけて行く…」
当時から宗教史研究はライフワークでしたが今も変わらず追いかけている。歌詞そのままのDJシューカイではあります。