
俳句
雨に濡れ フレアを口に 歌中劇
トッピング短歌
入れてあげなよと 武道館
解説
雨の予報はされていた。それでも日中晴れていたので、雨が降ることを心の中では信じていなかった。
爆風スランプのコンサートのあとは予定通りの雨だった。爆風スランプの中ではよく雨が振っている。振られる曲が多いからだ。
僕はこの日演奏されなかった「青春のフレア」という曲を口ずさんで駅へ歩いた。
風スランプの歌の中の世界に浸っていたかったからだ。
しかし、その歌詞の中に、「突然の雨に紛れて匂いも残さずに」なんてのがあって、それが切なかった。みんな傘を指している。
僕の後ろで、「入れてあげなよ」なんて声が聞こえた。
それもまた青春である。
