=夕刻日誌=日常はエッセイにするとちょっとメルヘン。卒論のネタとスナックのママの話題のツマミとは似たようなものだ。デートにも使える話題のネタを紹介。満員電車のゆめかわいい暇つぶしにも。
おまえもカネゴンか!
世の中どういう理由かわかりませんが値上がりしまくりですね。値上げしなくてもいい人まで値上げして止まることができなくなっているような気がします。いつか缶ジュースひとつ買うのに札を出さないといけないときが来るんではないかと思います。なんか小学校の頃の社会の教科書で、そんな風刺画ああった気がします。
野菜ひとつ買うのに札束を出すような絵が。
ディスニーランドも値上げしまくってるみたいですね。
僕の記憶の最後では、5400円だった気がしますか、いまや10000円ぐらいするみたいで。
そして、ファストパス有料になったって。2000円!もちろんひとり。カップルで行ったら、そこだけで4000円!
夢と魔法の王国はお金を持っている人が優位になのか。
園内に入ればみんな平等に楽しめるものではなかったのか。そこで現実のお金の強さが物を言う世界に変えたのか。そんな世界をウォルトは知っているのか。ミッキーは認めているのか。
もちろんミッキーだって分前はふえるさ。ギャラが増えれば、その家族も潤う。
結局金に走るのは将来の不安からなのだ。
そのうち、ディスニーランドの中でも、金を持っている人が集まるエリアと持っていない人が集まるエリアみたいなのができてしまって、金持ちの親はあっちのエリアには行っちゃ駄目よとか言ったりするのか。
現実とは別世界であってくれ。僕が知っているディスニーランドはもうなくなったか。時代か。誰が悪いわけでもない。そういうもの。
それを乗りこなすのが、人生を乗りこなすのかもしれない。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送