=田中屋スポーツ新聞=新聞を読めと言われた世代!?読むならスポーツ新聞だな。情熱といかがわしさのサンドウィッチ。ジャンクな話題をコーヒーで流し込め!学校でも職場でも使える話題をお届け

第99回!BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio ON AIR!
田中屋の夕刻コラム「前橋市長が市の職員とラブホで会議報道」

これはしてると思いますが、証拠がない限り、処罰することはできないと思います。
してると思いますよ。それでも証拠がなく裁判上したことですすめるのは間違っていると思います。
なぜなら、通常そんな場所でできないだろ!という場所だったらしていないに傾くのかという話になります。
それだれの基準だよってなりますよね。

前橋市長 小川晶 若い頃 密会が盛んだったころ?
田中屋のシティスナップ「相模湖の女」

撮影/田中宏明
連続小説「女の風景写真」第29話 作/奈良あひる
扉が閉まると、外の廊下の音はすっかり消えた。
部屋の照明は柔らかく、落ち着いた明かりが三人を包む。
しかし、その温かさとは裏腹に、空気はぎこちなく張りつめていた。
由紀子はソファの端に腰を下ろし、手を膝に重ねる。
男は少し離れた椅子に座り、視線を床に落としている。
夫は立ったまま、窓の外を見つめるように背中を向けた。
沈黙が数秒、数十秒と続く。
やがて男が小さく笑った。
「……変な緊張感ですね」
由紀子も小さく微笑む。
「ええ……でも、ここからが始まりなんです」
夫は振り返り、短く息を吐いた。
「……ああ。始めるか」
その声には少し硬さが残る。だが決意も混じっていた。
しばらくして、由紀子がそっと立ち上がる。
「じゃあ、座り直しましょうか……」
声が震え、手が微かに震えている。男が自然に手を差し伸べ、夫もゆっくりと腰を下ろした。
三人はぎこちない距離感のまま並び、互いの存在を確かめる。
由紀子は胸の奥で高鳴る鼓動を感じ、夫と男の視線が交錯するのを意識した。
――これから、日記に書いた物語が、現実として動き出すのだ。
男が軽く手を組み、声を落とした。
「……じゃあ、どう進めるか、話しながらでいいですか?」
由紀子も夫も、頷く。
ぎこちなさはまだ残るが、微かに笑みがこぼれ、三人の間に最初の呼吸が生まれた。
それは、これから紡がれる夜の物語への、ほんの小さな前奏だった。

つづく
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活&放送作家として日テレ・フジテレビ・テレビ朝日を出入りする。現在はピンでラジオと弾き語りでのパフォーマンスをおこなっている。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第98回
田中屋のシティスナップ