=松尾芭蕉の解説添削=夏井いつきのように人の作品を添削するのは失礼だが、ちょっとこの解説にはひとこと解説させていただくコーナー
松尾芭蕉の俳句
あやめ草 足に結ばん 草鞋の緒
句のあとの解説のようなもの(By角川書店)
今日は端午の節句だが、あやめ草を連想させるようなすっきりした紺の染め緒を結べば、あやめ草のように邪気も払い、旅の健脚を守ってくれるだろう。染め緒の草鞋の贈り物ありがとうございます。
田中屋の解説添削
田中:この解説には、どこからそのようなことが読み取れるのだろうかと疑問点がある。
「今日は端午の節句だが」これはひと言も書いていないので、カット。
「あやめ草を連想させるようなすっきりした紺の染め緒を結べば」
紺なんてどこに書いてある?
あやめ草は連想なのか?いやはっきりあやめ草のことを言っている。ここは嘘なのでカット。
「緒を結べば」のみ残し。
「あやめ草のように邪気も払い、旅の健脚を守ってくれるだろう。染め緒の草鞋の贈り物ありがとうございます。」
このようなことは全く書いていないので全カット。
この句の内容は、「あやめ草を草鞋の緒に結んでおこう」ぐらいなものです。
この解説はすべて角川の妄想であります。決して正しいわけではない。ただ、楽しみ方として読み手の自由という意味では問題はないです。自由ですので。
なぜ、解説を添削するのか
昔とんねるずの番組で「マネーのへら」というコーナーがあったのを覚えていますか?
マネーの虎のパロディで、若手芸人が審査員を笑わせれば、提示していたお金がもらえるというものである。そこに木梨が志願者で出てきたのだ。木梨は、審査員からネタなんてもうやらないで、とんねるずの看板で食っていけばいいのではないかと言われ、つまらないですね、若者と同じ土俵でも面白いということを見せないといけないと言っていた。結果全員を笑わせた。僕はそれに感動したのだ。
では松尾芭蕉はどうか。
若手と同じ土俵で戦える句を書いているのか。現在世にある松尾芭蕉作品は、出版社がよってたかって、本来の作品に含まれない話まで盛りに盛りまくって、すごい作品だと、あがめたてまつっている。
それを本来の内容にしただけのこと、そこでたたかえるのか。木梨になれるのかということだ。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
❆ライブのおしらせ❆
BerryBerryBreakfast現場ラジオLive
2025年5月18日 南林間チャンドラスーリヤ
1600 オープン
1830 スタート
チャージなし(投げ銭制)
+ご飲食1500円~
飲食店ですのでご注文をお願いします。
❃展示のおしらせ❃
BerryBerryBreakfast展2025
5月5日~31日
直江津ヴィンテージアメリカン雑貨ペチカ フィッティングルーム
☆田中屋のあやしい蕎麦俳句写真展
☆DJシューカイのレコジャケ美術館
出演ラジオ 第88回
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
わけありの女
BerryBerryBreakfast展テーマソング「蕎麦が茹で上がるあいだに」