田中屋の夕刻日誌「田中の全受験戦歴」

夕刻日誌
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高校受験篇

◯聖望学園高校
×日大付属鶴ケ丘高校
×明治学院付属東村山高校
◯都立東大和南高校

聖望学園高校は埼玉の高校であり、東京の受験日程とは別の日程で行われていて、東京の試験日よりも先だったりして、練習で受けてみろよなんて勧められたものだった。


電化される前の八高線に乗って受験した。拝島駅から4駅。ほどよい距離とも言えた。

たしか、私立の高校は東京は三日間で行われていた。1日目は、拓殖大学付属第1高校と少し迷ったが、背伸びして日鶴を受けた。
2日目はあんまり試験日としている学校がなかったように記憶している。休憩。

3日目は明学東村山
明学東村山と日鶴は似たような難易度だったので、1日目を拓大1高にしようかと思ったが、かけてみた。
その分
遅れて別日で開催される都立は、背伸びの昭和高校からひとつおとして、大和南高校を受ける。

何となく、今思うとやっぱ、この受験構成でよかったと思うのだ。

合格したのは聖望と大和南、迷った結果、聖望を選んだ。親の立場なら迷うなら都立行けよといった感じだ思うけど。

あのとき理屈的な選び方ではなかった。根拠なんてなにもなかったから。
なんとなく、聖望学園の方が昭島と別世界のような気がして、なにかおもしろいことがある気がした。

それでも、入学当初は、日鶴と明学東村山落ちた浮かない気分を引きずった。

いろいろ、省略して、聖望学園高校は最高に面白かった。

誰かが、高校に迷っていたら聖望を勧めたいぐらいだ。

ショックを引きずった時間は無駄だった。聖望に入りたくて入った人もいるのだ。当然その人には差をつけられることになる。

結局浮かない気分スタートでも、そこで何をたのしむか学ぶか感じろ、そうすればなんでも最高のステージになる。
という能力を得た気がする。
これは、はじめから浮いた気分の人には味わえない感覚かもしれない。
もしかしたら、その人はそれをもっと前に学んでいたからこそ、スタートから爆発したのかもしれない。

まぁとにかく、高校時代よ、ありがとう!楽しいことしかなかった。

文/田中宏明

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