=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
下北沢の情景を俳句で綴る:田中宏明の写真と詩の旅」
俳句前
萌える下北沢を歩く。写真を撮るならどこを歩くかってことだ。
ちょっとオーバーだが、どこを歩いているかわからなくなる時がある。
俳句
町を出て さみしさおかし 移りゆき
季語ぬき
街を出て:何がいいとかわるいとかでもなく町を出ていく季節。
トッピング短歌
・今を住む町 下北沢
・何が撮れたか 混む車中
解説
自分が住んでいた町の姿が変わってしまうとちょっとさみしものだが、最近は興味深くなった。
もうそのまちは今住んでいる人のものなのである。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送