9月30日 「谷原章介セクハラ発言?!前橋市長ラブホ会議 小説33」

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シティスナップ 夕刻コラム(社説盤)

前橋市長のラブホ会議 谷原章介の発言にセクハラを感じる?!

男女の関係がなかったことを何度も証明しろと訴えた記事

谷原章介、ラブホ10回超も男女関係否定の前橋市長へ「信じてます!」の強烈皮肉(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 俳優の谷原章介が30日、フジテレビ系「サン!シャイン」で、既婚部下と10回以上ラブホテルで密会していたと認めた前橋市の小川晶市長へ「信じてますよ」と強烈皮肉。信じているからこそ、きちんと男女関係が

これ本当だったら、僕は谷原はセクハラに該当すると思います。

なぜ、それを他人に言われないといけないのか。

これははっきり言って、男女の関係があってもなくても関係ありません。

なぜ、谷原に言われないといけないのか。

それは、二人だけのこと、もし男女の関係があったとしたら、その家族のこと。

どう考えても谷原は関係ない人。

なぜ、谷原にしたとかしてないとかを言われないといけないのか。

こういうセクハラ行為は僕は良くと思っていない。

男として、問題だな。

もしこれは番組代表として言わせているなら、番組・テレビ局の問題だと思います。

谷原はマリオネットか。

田中屋のシティスナップ「原宿キャットストリートの女」

撮影/田中宏明

連載小説「女の風景写真」第33話 作/奈良あひる

触れ合った指先は、まるで合図のようだった。
 小さな接触に過ぎないはずなのに、三人の間に漂っていた緊張が、じわりと形を変えていく。

 由紀子は自分の掌に伝わる二つの温もりを意識しながら、そっと呼吸を整えた。胸の奥で何度も跳ねる鼓動は、言葉よりも正直に彼女の気持ちを語っていた。

 夫が、静かに彼女の顔を覗き込む。
 「……大丈夫か」
 その声音には、確かめるような優しさが混じっている。

 由紀子は一瞬だけ目を伏せ、次いでゆっくりと頷いた。
 「……ええ。あなたがいてくれるから」

 その言葉に、夫は安心したように息を吐き、そっと彼女の肩へ手をまわす。
 ぎこちなくも確かな動き。その温もりに、由紀子の体は自然に寄り添った。

 反対側に座る男は、その様子をじっと見つめていた。目に浮かぶのは戸惑いよりも、むしろ共鳴するような熱。彼もまた、そっと由紀子の手を包み直す。
 「僕も……一緒にいていいんだろうか」

 彼の言葉は問いかけであり、同時に願いでもあった。
 由紀子は夫の顔を見やり、その視線からうなずきを受け取る。
 「……三人で、って、決めたんですもの」

 その一言で、ためらいの膜が破れた。

 夫の掌が由紀子の肩から背中へと滑り、彼女をそっと抱き寄せる。
 その動きに合わせるように、男が身を傾け、彼女の手に重ねていた指先を少し強く握った。

 重なる温もりが増えるごとに、部屋の空気は濃くなっていく。
 最初はたどたどしかった仕草が、少しずつ自然なものへと変わり、やがて三人の身体の間にあった空白はほとんど消えていた。

 由紀子は目を閉じ、深く息を吸い込む。
 ――これはもう、後戻りのできない瞬間だ。
 けれど、不思議と怖さはなかった。むしろ、その先に待つ未知の物語を心から欲している自分に気づく。

 夫が、彼女の耳もとに低く囁いた。
 「始めようか」

 その言葉は、号令のようでもあり、祈りのようでもあった。
 由紀子は静かに瞳を開き、二人の顔を順に見つめる。
 そして小さく、けれどはっきりとした声で応えた。

 「……ええ、三人で」

 その瞬間、三人の物語が、ついに確かな形で動き出した。

つづく

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