歩き書き!田中屋の不動産管理あるあるエッセイ
第21話「不動産管理都市伝説」

不動産管理あるある
不動産管理あるある

不動産管理の世界でも都市伝説はある。

「雪が降ると漏電する」これは本当なのか。

2022年1月6日
東京は久しぶりに雪が降った。
交通機関は諦めが早く、あっという間に運休・直通運転中止やらで、電車は混雑混雑。

テナントのブレーカーが落ちた

そんなとき、ビルの管理員から連絡が、あるテナントの電気が落ちたとのこと。
落ちていた.のは、店内のブレーカーではなく、ビル側のブレーカーであった。
落ちたのは漏電ブレーカーである。

ビルブレーカーから店内ブレーカーの間で漏電が起きたとしたら、その漏電はビル側原因となり、責任はビルということになる。

なぜ、店内のブレーカーがおちなかったのか。

ブレーカーが落ちる場合ほとんどが、テナントの、ひと系統に片寄った電気の使いすぎである。
しかし今回は、店内のブレーカーではなく、ビル側のブレーカーなのです。
おお、やばい、これはビルの責任か?!

ブレーカーが落ちたときにやること。


ブレーカーを落とし、店内の電気機器をオフにする。
店内のブレーカーをひとつづつあげていく。
機器の電源をいれていく。

この流れで、どこでおちるかが決め手になるのです。

今回は、ビルブレーカーをあげて、店内ブレーカーをあげても、どこもブレーカーが落ちなかったので、ビルブレーカー・店内ブレーカー間には漏電はなかったと考えられます。
そこで漏電があれば、何度やってもそこでブレーカーは落ちてしまうのです。

ここまでのチェックで、ビル側設備に異常がないことがわかりますので、テナントへはその旨伝えることができます。

つづいて、店内の電気機器の電源をいれていきます。
ひとつづついれていって、ブレーカーが落ちた時、その機器が異常であると言えます。

ブレーカーは落ちない怪

今回の場合、すべての電源機器をいれても電源は落ちませんでした。
これはなぜなのか。
そして、なぜ、店内のブレーカーではなく、ビル側のブレーカーが落ちたおのか。

つづく

文・写真/田中Mint

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