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田中屋のHONDANA~読書感想文
プチセブン 1988年6月1日号
本より雑誌
女子向けの雑誌ってあんまり見かけなかったと思う。そりゃあるよ、アンアンとかファッション雑誌ね。そういうのではなく、ホットドッグにあたるような正統派風いかがわしいやつね。
このプチセブンはそのあたりのポジションのような気がします。
「ファーストキッス失敗しないでね」とかホットドッグ感じるわ~。僕らが小中学生のころ女子はこういうの読んでたのかぁなんて思うと面白い。
これを読んでいなければ、読んでいない男がついて行けるわけないし、イモぶりを発揮してしまうことになるのです。
「こだわり自慢の雑貨屋さん」こういうのをみて原宿とか行くんだな。1988年の原宿…
夕刻コラム「橋幸夫お通夜と売名行為芸人・アイドル」
橋幸夫のお通夜で
信仰はないというものまね芸人RYOが参列した。それに車いすアイドル仮面女子の猪狩ともかが「売名行為である」「エグザイルATSUSHIが大迷惑」とコメント。※女性らしくネット上で

この記事は書き方がかなりわかりづらいのですが、猪狩ともかは現場に来たか来ていないかはここでは謎にします。
お通夜や告別式は親交がなくても参加していいですし、売名行為でもいいです。
そして、猪狩ともかはこのX投稿は売名行為です。売名行為でも別にいいです。
問題はその先
猪狩はさらに、「(本物のEXILE)ATSUSHIさんも大迷惑だと思います」と苦言を呈しているようですが、勝手に大迷惑している思うという予想で、個人名を出してしまうのはこれまた売名行為であり、フェアではないです。これは本当に大きな問題であると考えます。
人のことを予想して言ってますので。
エグザイルあつしは全然迷惑だと思っていなかったとしたら、変な情報を猪狩に流されたことになります。猪狩の売名行為はOKですが、人の話をするのは僕はかなり嫌悪感があります。正直やめてもらいたいです。ここでは本人確認済みと信じたいです。
エグザイルATSUSHIの意思確認してるんですよね?
そこは取材すべきところだと思います。
田中屋のシティスナップ「井の頭アパートの女」

連続小説「女の風景写真」第15話 作/奈良あひる
夕食を終え、風呂を沸かす音が台所に響いていた。由紀子は洗い物を終えると、いつものように居間にノートパソコンを置いたまま、洗濯物を取り込むためにベランダへと出た。
その間、夫はなんとなくパソコンの前に座っていた。普段ならほとんど触れないが、ふと画面に映るスリープ前の文字に目が留まる。
「……日記?」
ごく軽い気持ちだった。家計簿か、短いメモか。そう思い、ついクリックしてしまった。
しかし、最初の数行で息が止まる。
《ベッドに押し倒されたとき、心臓の音が喧しくて――》
目が滑る。けれど、手は止まらない。読み進めるごとに、そこに描かれているのは妻の言葉でありながら、夫の知らない妻だった。
文体はあくまで淡々としている。けれど、文章の行間から立ち上がる熱は、夫にとって耐えがたいものだった。
《彼の指先が、私の喉元にかかる髪を払いのけた。その一瞬に全身が緊張し、抗えない衝動に身を任せた――》
喉が渇き、思わず水を口に含む。だが、胸のざわめきは収まらない。
「これは……物語、なのか? それとも……」
心臓の鼓動が荒い。画面のスクロールを止められずにいる。
ベランダの戸が開き、由紀子が洗濯物を抱えて戻ってくる。夫は反射的にパソコンを閉じた。
「どうしたの?」
何気ない声に、夫は答えを探すが言葉が出てこない。代わりに、曖昧な笑みだけを浮かべた。
由紀子はその様子に、胸の奥で小さなざわめきを覚えた。まさか――と一瞬疑念が過ぎる。しかし何も言わず、静かに洗濯物を畳み始める。
居間に漂うのは、テレビの音でも食器の音でもない。互いの胸の内に芽生えた、言葉にならない緊張だった。
つづく
編集者紹介
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活&放送作家として日テレ・フジテレビ・テレビ朝日を出入りする。現在はピンでラジオと弾き語りでのパフォーマンスをおこなっている。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第97回
田中屋のシティスナップ


