小田急線「南新宿駅」の喫茶店で聞いた男と女の話

あれからどうした
作者紹介
おしらせ

あれからどうした

〇南新宿の喫茶店

　女友達とお茶する私

私「昨日　昔ちょっとあった人から連絡があってさ」

〇昨日　私の部屋

男「昔よくエッチしてたよね。あれから誰かとした？」
私はしてなかった。くやしいけどしていない。
そのあいだにその男はいろいろな女の子としている。それは知っている。

私「そんなのどうだっていいじゃない」
男「してるんでしょ？もししてないっていうんだったら絶対嘘だな。これだけの期間していないなんて。してないって言ったら嘘をついているから、今からエッチしちゃうよ」
女「なによそれぇ」
エッチするのは別にいいけど、嘘ではないのだよ。嘘だと思われるならなんかしたくないな、シャクだから。
「した」っていったら噓だからね、実際。嘘ではないことはどのように証明すればいいのか。
「この期間わたしとした人がいたら連れてきてみろ！」とでも言えばいいのか。

男「どうなの？」

女「…」

〇南新宿の喫茶店

女友達「それでどうしたの？」
私「キスしたわよ…」
女友達「男から？」
私「私から」

だってしたくないわけじゃないし、してなかったし。
あの話ってあんまり意味ないのよ。お互いしたくてあったんだから、ただ何となく言葉で埋めただけ。

私「彼紹介しようか…？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく