よりぬき!DJシューカイのレコードの部屋No.104

土曜日DJシューカイ枠
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バズコックス

「Another music in a different kitchin 」LP

「歴史的事件はそこに関わる人数が少ないほど伝説になる。」

「キリストの最後の晩餐は?」

「キリストを含めて13人かな?」

「カエサルの暗殺は?」

「確か4人。」

「そう、それにアルキメデスは風呂場で1人だ!」

1976年、イギリス、マンチェスターのバンド バズコックスはパンクムーブメントとは程遠いかの地にセックスピストルズを招聘した。

「今日はバズコックスは出ません。セックスピストルズだけです…。」

観客はわずか42人。しかしその中には後にジョイ・ディヴィジョンを結成するバーナード・サムナーとピーター・フックや、ザ・スミスのモリッシーなど、後のポスト・パンク、ニューウェーブ、ネオアコのムーブメントの立役者たちが観に来ていた。このライヴはマンチェスターの音楽シーンを活性化させる契機となった。この経緯はパンクの標語である「DIY精神」の体現として後進のバンドからリスペクトを受けている。

「観客が少ないほど伝説になる」

これは後にファクトリーレーベルを作るトニー・ウィルソンの言である。いささか知性を絡めた言い訳と負け惜しみ地味てはいるが…(笑)

ピストルズを招聘したバズコックスの1stアルバム。ハワード・ディボードは脱退してマガジンを結成したのでメインボーカルはピート・シェリーである。

「周りの奴らは僕らの事を悪く言うけどそんなに僕らは下品かな?(笑)」

中学時代にクラスの女子をネタに放課後エロ話をするようなそんな事を歌う「ひねくれパンク」と言えるし、なんか端から人を冷静に観察してニヤニヤ見ているようなそんな音楽。でもそれはホント下らない日常にささやかな楽しみを与えてくれる。現在の音楽からすると「青春パンク」の元祖とも言えるバズコックス。今回はこれ紹介しましたけど本当は「Going study」がオススメです…😅

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