本「ポップス歌手の耐えられない軽さ」著者:桑田佳祐
音楽も作れて、こんなおもしろいエッセイもかけたら、もうかなわないな。
エッセイストとしては、さくらももこ・向田邦子に並びますね。
音楽の話題だけではないのですが、
桑田の心を震わせた音楽の歴史がつまっています。
僕で言うところの、小学生の頃、とんねるず・美川憲一を聞いて、中学でサザンオールスターズ・沢田研二を聞いて、高校で尾崎豊・たま・虎舞竜に出会ってみたいなものが、桑田佳祐のリアルタイム時間軸で降ってきます。
それとサザンオールスターズの音楽や影響と照らされて、中には似ているものもあり、それは堂々と尊敬とオマージュとして告白されていきます。
志村けんも何かで言っていましたが、模倣大事、それができないと新しいものはなかなかできない。
僕なんかは洋楽を聴かずに来ましたので、(聴いたのブライアン・アダムスぐらいかな)知らないアーティストの名前がいろいろ出てきて、それを追ってみたいぐらいです。
とりあえず、ベストヒッUSAから始めたいと思います。
文/田中宏明