官能小説

短篇小説

青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第3話 作/奈良あひる

第3話 久我山駅だった。 ボーカルは三奈をアパートに誘う。「たぶん、ドラムはもうバンドできなそうだな」と 「酒でも飲もうか。バンドマンはやっぱ家飲みっしょ」スーパーで安い酒でも買って、適当なお菓子でも買って。なん...
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青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第2話 作/奈良あひる

第2話 出逢いってないものかねぇ。10年前と言えば、SNSといえばmixiでマッチイングアプリなんてなく、出会い系サイトと呼ばれていた。私も地味にmixiなんてやっていて、日々のなんてことない日記なんて書いてみたりした。そう...
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青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第1話 作/奈良あひる

吉沢三奈はもう結婚して10年ぐらいになる。夫と暮らしている国分寺のマンションは快適だった。 また10年ぐらい、百貨店のなかのアパレルの販売員として働いている。「10年ぐらい」と、正確な数字ではないが、結婚した時期、この仕事に...
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青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第11話 作/奈良あひる

浅田「ごめん、待たせちゃった」加恵「そんなことないですよ」 加恵は明るく答えたつもりだが、声が裏返ってやしなかったかと、心配になった。 浅田「どこか行きたいとこありますか?」加恵「どこでも大丈夫です。このあたり知らない...
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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第10話 作 奈良あひる

ベッドにうつ伏せで横たわる、何も着ていない女の写真だった。長い髪は背中の汗で濡れている。きっと素敵なことが起きたあとなのだ。 緊張感が走った。心臓の音が聞こえた気がした。そして、そのまま画面をスクロールしていく。 ...
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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第8話

浅田「今ホテルです」 え、普通のホテル?それともラブホ? 加恵「先程の方と一緒ですか?」浅田「はい。彼女は今シャワー浴びてます。」 これからするの?おわったの? 「今何してたんですか?」 いや...
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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第6話

作/奈良あひる 男がおいていったメモには、熱海市内にあるバーのショップカードで、裏のメモの欄には連絡先が手書きで書いてあった。そして、浅田と書かれていた。 何のメッセージかしら。 加恵は、学生時代、脚本家に憧れて...
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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第4話

ホテルを出てもまだ外は明るかった。 ホテルの中で、加恵は男とラインを交換した。そして男のインスタアカウントの入った名刺みたいなものをもらった。 写真はセレクトしてラインで送ってくれるとのことだった。わたしは、加恵は数時間前まで...
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青春プチロマン小説「女が日本一周する時 」第3話 作/奈良あひる

ラブホテルの前だった。 シャッターの音がする加恵は思わず笑ってしまった。そこを男は写真に納めたのだった。 わたしは、笑顔を撮れたらラブホテルに入ることに同意はしていないということを主張をすることもできたが、そ...
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青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第2話 作/奈良あひる

男「もし少し時間大丈夫でしたら、写真撮らせてもらえませんか?」 その男はどうやら、写真家の玉子のようで。 加恵「ええ、私でよければ」 加恵はほぼ無表情のまま答えた。なぜ私なのかわからないし、何に使うのかもわからな...
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プチロマン小説「女が日本一周するとき」第1話 作/奈良あひる

会社で嫌なことがあった。鬱になって退職。なんて、そんな胡散臭いきっかけではない。 自分探しの旅なんて本当にあるのか、自分が見つかった人はいるのか、なんてことを確かめようというきっかけだ。 日本一...
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青春プチ官能小説 「振り向いてキス」 作/奈良あひる

渋谷の町が好き。 人がいっぱいいる。人がいっぱいいれば、私ひとり何したって関係ない。誰にも関係ない自分になれる。 SNSでの出逢い Twitterで少し話をした人と会ってみることにした。会ってみる...
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プチロマン小説
「振り向かせてキス」
作/奈良あひる

ホテルに入ったらまず大きな鏡の前に立つ荷物だけ下ろした姿でいい。コートなど来ている季節であれば着ていていい。 そして二人で写真を撮る。これからしますって顔がいい。ここで1枚だけ脱がす。 思えばメッセージを交わしているときからコ...
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青春プチロマン小説「優依華のみやげ話」
作/奈良あひる

脚本×エッセイ ○地下鉄の階段、たくさんの人 ト書き:達哉、地下鉄の階段を昇る。人が行き交う新宿。出口でたたずむ。達哉「ここも新宿三丁目駅になるのかぁ」 登場人物 達哉 :好きな電気屋はビックカメラ、37歳優依華(...
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青春プチロマン小説 「私は商社の女、本日、半ドン出勤」作/奈良あひる            

その後、有楽町交通会館の喫茶店で読みかけの本を読んでいた。どうも全然展開が乏しい。全然集中できない、それでもよかった、今日の出来事は、本がメインではない。 私はある男へラインを送った。出逢ってもう3年、私の事を好きだ...
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