Mint’s English   FLEX Ⅲ Optional Reading Three Days to See 全訳  ブログ 英語 教科書 2024

FLEX Ⅲ
FLEX Ⅲ

英語の塾講師がFLEX Ⅲの全訳、和訳を行いました。
自分なりの解答をあげています。
100%の解答を保証するものではございませんが、授業の予習や試験学習の参考になりましたら幸いです。
随時、解説や全文の訳をあげていく予定です。

第1段落

私達の誰もが、主人公が限られた特定の時間の中でしか生きられない、スリリングな物語を読んだことがある。 それは時に1年に及ぶこともあり、時にはわずか24時間ということもある。 しかし私たちはいつも、その運の尽きた男が最後の日々や最後の時間をどのように過ごすかを知ることに興味を持った。 このような物語は私たちに考えさせ、同様の状況下で私たちはどうするべきなのかと思わせた。 私たちは死すべき存在として、どんな出来事やどんな経験、どんなつながりを最後の数時間に詰め込むべきなのか。

第2段落

しかしながら、私達のほとんどは命を当たり前のものだと思っている。 私たちはいつかは死ぬと分かっているが、たいていはその日を遠い未来だと思い描いている。 私たちが元気な健康状態にある時、死はほとんど想像できない。 私たちは滅多に死のことを考えない。 日々が果てしない展望の中で続いていく。 だから私達は命に対する無関心な態度をほとんど意識せず、自分のささいな仕事をこなしている。同じ無関心が、残念ながら私達の全ての能力や感覚の使い方を特徴づけている。 耳の不自由なものだけが聞こえることの価値を正しく理解し、目の不自由なものだけが、見えることにある様々な恵みに気がつく。 

第3段落

私は、もし人間一人一人が、成人の早い時期のある時の数日間、突然目が見えなくなり、耳も聞こえなくなったとしたら、ありがたいことだろうにと思ったことがよくある。 暗闇は見えることへの感謝の気持ちをより与えてくれ、静寂は音の喜びを教えるだろう。 私はときどき、目の見える友達が見ているものを知るために、彼らを試してきた。 最近、森で長い散歩から戻ってきたばかりの、とても仲の良い友達が訪ねてきたので、私は彼女に何を観察してきたかを尋ねた。 彼女は「特に何も」と答えた。 私がそのような返答に慣れていなかったとしたら、私は容易に信じなかったかもしれない、というのもずっと前に、私は目の見える人はほとんど何も見てないと確信したからだ。

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