クララ・ロックモア
「テルミン」再発LP
1977年に出たテルミン奏者 クララ・ロックモアの言わずもがなの名盤。待望の再発です。
1920年代、あの時代の空気感はたぶんクララ・ロックモアが奏でるテルミンの音のような雰囲気だったのではないでしょうか?何かテルミンの物悲しい響きを聴くとそう思ってしまいます。そう、あのレーニンでさえ惹かれたのですから…
テルミン開発にまつわる話はとてもドラマチックなんです。詳しくは1994年に公開された映画「テルミン」を観るとよくわかります。DJシューカイもオススメの映画です。
テルミンは1920年に旧ソ連出身のテルミン博士が発明した世界初の電子楽器。その不思議な音色はSF映画やサスペンス映画などに幅広く使われました。その発明のために博士は数奇な運命をたどっていくのですが…
クララ・ロックモアとテルミン博士が恋人関係だったのだけど博士は全然違う黒人のダンサーと結婚しちゃったりして…😅
でも晩年お互いニューヨークで再会出来るんですけどそのシーンがすごいです。すごく時は経っちゃったんだけどお互いの信頼関係が一切崩れてないっていう。そういう愛の形もあるんだなって。
映画「テルミン」を観てからのこのアルバムを聴くってのも良いかも知れません。