寺内タケシとブルージーンズ
「羅生門」LP
寺内タケシというと一般的に「エレキの神様」と言われる。そしてイメージ的には「中学校や高校に慰問ライヴに来るオジサン」である。しかしそんなのは仮の姿、本質は全然違う。
寺内タケシはある意味、音楽のすべての分野に挑戦してきたギタリストである。寺内が目指したのは 『日本人の心』 をエレキギターで表現することではなかったか？それに寺内には「世界の中の日本」というテーマもあったのだろう。世界の人に日本文化を如何に理解してもらえるのか？その答えがこのアルバムにあると思う。
我々DJ界隈では「羅生門」「万里の長城」「禅定」の3アルバムは「寺内三部作」と呼ばれ重宝される。僕からも言わせてもらえばこの3つは別格である。
初めての人はとりあえず「羅生門」だけでも聴いてほしい。寺内タケシの今までの認識が覆ること受け合いである。
