DJシューカイのレコードの部屋 No.204岡林信康『うつし絵』LP(1975年)

土曜日DJシューカイ枠
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DJシューカイのレコードの部屋 No.204

岡林信康『うつし絵』LP(1975年)

1974年秋、当時住んでいた京都から東京の黒田征太郎宅に宿泊した際、『小川宏ショー』で見た西川峰子の『あなたにあげる』に感化されて制作した岡林の演歌アルバム。

最初は『あなたにあげる』を聴いてもなんとも思わなかったが、テレビが終わってからも耳について離れないようになり、美空ひばりや三橋美智也、春日八郎などの演歌歌手のレコードを買い漁り聴きまくる日々がそれから続く。後に美空ひばりが歌うことになる『月の夜汽車』をきっかけに10曲ほど出来たところで、アルバムの制作となった。

CBS・ソニーから日本コロムビアに移籍して演歌のアルバムを作るとなったとき、CBS・ソニーから「うちにも演歌のスタッフはいます」と引き留められ、松本隆からも「演歌のプロデュースをしてみたい」と言われたが、美空ひばりがいることと、演歌と言ったら日本コロムビア、圧倒的に演歌のスタッフの数が多いこともあり、移籍を決めたというエピソードがある。物事のキッカケは複雑な事ではなく大抵はシンプルなものだ。フォークの神様が演歌に走ったなかなかの問題作である。

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