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青春プチロマン小説「有楽町の喫茶店の女」第5話 作/奈良あひる

第5話(最終話) ◯渋谷円山町のラブホ街(夕暮れ) 真司・K子 世間話をしながら歩く K子「このあたりに喫茶店なんてあるの?」 真司「減ったなぁ」 k子「全然出てこないけど」 真司「時代が変わっ...
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青春プチロマン小説「有楽町の喫茶店の女」第4話 作/奈良あひる

第4話 真司「どうなるだろうな。今日時間ないなら、今日は何もなく終わって、しばらく経ってある時また連絡が来て、仕事で東京来てるから喫茶でもどう?なんて…」 真司「結構東京での仕事あるんだね。今日はいつなら大丈夫?」 ...
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青春プチロマン小説「有楽町の喫茶店の女」第3話 作/奈良あひる

第3話 真司は走った。一目散に。ここで走らないでいつ走るのだという時が来た。結局会えなくてもかまわない。今走らないとドラマなんて起きやしないのだ。 息を切らせながら喫茶店のドアを開ける 店員「いらっしゃいませ」 ...
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青春プチロマン小説「有楽町の喫茶店の女」第2話 作/奈良あひる

=青春プチロマン小説=ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 第2話 待ち合わせで急行が入ってくる。混んでいるので、乗り換えず鈍行でいくのが、真司のパター...
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青春プチロマン小説「有楽町の喫茶店の女」第1話 作/奈良あひる

第1話 真司は会社に向かって電車に乗っているところ、久しぶりの女からメールが届いた。 「久しぶりに有楽町に来た。この町に来ると真司君を思い出すよ。懐かしい」 写真が数枚送られてきた。 その女の名はK子。昔下...
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奈良屋の海賊盤現場検証「中央線 看護婦のユカ」第5話(最終話)  

ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 第5話 ホシは残る男と二人で話していたが、だんだん対話もトーンダウンする。それはそういうもの。それとだんだん心細く...
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奈良あひるの「私の想い出①」

彼と久しぶりにベッドを一緒にする。 新大久保のシティホテルに入った。エレベーターの中で私は… 夕食は、ジョナサンだった。ほとんど人は入っていなかった。 彼「こないだは気持ち良すぎてすぐ出ちゃってさ、あれか...
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奈良あひるの海賊盤現場検証「中央線の看護婦ユカ(23歳)ある日の8月」第4話 作/奈良あひる

ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 第4話 ホシは男たちその場を楽しむだけの会話をしていたが、当然のごとく男たちは女をホテルへ導くような話へとシフトし...
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奈良あひるの海賊盤現場検証「中央線の看護婦ユカ(23歳)ある日の8月」第3話 作/奈良あひる

ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 第3話 ホシは女友だちと二人で、渋谷のクラブに入った。 そこで、自分たちより少し若く見える男二人組に...
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奈良あひるの海賊盤現場検証「中央線の看護婦ユカ(23歳)ある日の8月」作/奈良あひる

ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 第2話 まずはクラブに向かう。 ユカがその男と出逢ったという現場だ。 この物語は現場検証。 ...
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奈良あひるの海賊盤現場検証「中央線の看護婦ユカ(23歳)ある日の8月」第1話

ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。 第1話 渋谷で待ち合わせ。駅前の東急線の緑色の車両の前。渋谷の過去の資料など展示されている。時刻は...
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読み切り!プチロマン小説「雨宿りの夏」作/奈良あひる

=ロマン随筆=ありそうでなくて、それでも起きそうなロマンスをお届けする青春プチロマン小説。きっとどこかで起きている。女の私が言うんだから… 雨宿りの夏 結婚もしていなければ、時間があってお金もすべて自分で使えてっていう20代後...
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青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」最終話 作奈良あひる

ホテルを出ると日常である。 ただ普段は通り過ぎていたラブホの前から出てきたと言うだけ。 知らなかったことが少し明らかになっただけ。 三奈は、男はなぜ胸に出すのが好きなのか聞いたつもりだが、その答えが返って...
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青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第13話 作/奈良あひる

三奈「今日のは撮ってるの?」 ボーカル「そえは今度会ったときに教えるかな」 三奈「それじゃ、また会うしかないですね」 そんなトークがバンドの集客にもいかせればねと三奈は思うのである。 バンド...
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青春プチロマン小説「結婚後にもう一度」第12話 作/奈良あひる

男は三奈入り口を撫でている。彼自身のもので。 「ちょっと見てもらいたいものがあるんだ」 と言って、男はスマホを手渡した。三奈が写ってる。男と。それは以前の逢瀬だった。 三奈は抱かれている。...
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