=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
日光・宇都宮方面へ行く途中、前回も立ち寄らせてもらったテントスポットがある。
俳句
ハーブティ ボールつく音 喫茶の娘
季語ぬき
ボールつく音:部活の練習の季節
粋添え(トッピング)短歌
お好みで
・小さなあの子も 中学生
・宿題するにも 奥の席
・入谷のいとこも 羨まし
解説
ハーブティを飲んでいたら、外でバスケットボールをつく音がした。娘さんは中学に入りバスケ部に入ったらしい。ゆっくり時間が流れていることを感じる。
僕がテーブルで作業をしていると、奥の席で勉強を始めた。その姿は小学生の頃とかわらずに。
そういえば入谷のいとこもそのように、喫茶店が勉強する場所で遊ぶ場所で、バイトの高校生かなんかと遊んだりしていた景色があって、ちょっとうらやましいような気持ちがあったような気がする。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第87回
田中屋のロード俳句
わけありの女
「恋のドライブインCOFFEE」