田中屋のロード俳句「大凧公園と子どもたちのすーじーぐぁー」作/田中宏明

すーじーぐぁー
すーじーぐぁー

=田中屋式短歌= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロードエッセイシリーズ。30文字ぐらいのメルヘン小説へようこそ

まえがき

すぐそばに利根川がある。しかしこの大凧公園を選んだのは子どもたちが遊んでいたからだ。全然人通りのない道を走ってきた。

俳句

「帰るよ」と 疲れも知らぬ 子らの声

解説

もうあたりは真っ暗になっていて、見えるのかというような中で鬼ごっこをしている。そう言えば、自分も小さい頃はそのような時期はありいつまで遊んでんだなんて言われたこともある。

子どもは目もいいし、つかれないのだ。

親が迎えに来て、子どもたちは帰っていった。

そのころ僕はもう寝袋の中にいた。

作者紹介田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。

2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。

◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集

◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!

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