小諸そば
俳句
この値段 いつまで続くか 券売機
解説
町を歩けばいつもの景色、そこに何の異常もみられない。しかし、店に入ってみれば、物価の高騰はひどいものだ。ちょっと前来た時の値段は上書きされ、上がる一方だ。これはどこまで上がってくのかなんて面白くなってもいられない。人は食べないといきていけない。給料は特に上がらない。
銀座にも立ち蕎麦屋がある。思いつくのはよもだそば、かめや、小諸そばである。
立ち蕎麦屋で頼むのはいつもかき揚げそばである。かき揚げの油がつゆにとけてうまくなるからである。
先の3店のうち、2店舗は500円台に入ってしまった。なんとか小諸そばが480円。これもちょっと前まで460円その前が440円である。
毎回券売機の前に立つのがこわい。
メルヘン解釈
世の中の値段がどんどん上がっていくのをみると、これを仕掛けたやつがどこかで笑っているのではないかと見回してしまうのである。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送
出演ラジオ
第76回!「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio」ヨーグルト田中とDJシューカイ 話題:子どもにテレビを見せないという教え 突撃!隣の定食屋さん「上越市早川亭」
オールデイズ直江津Radioとは
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具もどんどん少なくなっていく。
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