青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第7話

短篇小説

カフェラテを半分ぐらい飲んだあたりで、加恵は私おのストーリーを思い付いたのだった。 今日の宿に買えったら、メールを送ってみる。それだけのことだった。

メールを返すだけでも、加恵にとっては大きな決断でもあるのだ。

加恵は、それ以上カフェラテを飲まなかった。席を立ち、会計を済ませて宿に向かった。 早くメールを送りたくなったのだ。心が弾んでいた。

おそらく予想のつく後半おカフェラテより、予想のつかないストーリーの先を読みたくなったのである。 宿に着き、加恵はメールを送った。 メール 加恵「先程は、ありがとうございました」 どうにでも話をつなげられるように、まずはそれだけ送ってみた。

相手の出方を待つ。 割りと早く返信は返ってきた。 仕事をしているときは、仕事ができる人は返信が早いなんて話題があったことを思い出した。そして、内容が明解であること。なんて。

浅田「返信ありがとう、もしよかったらこれから会いませんか?急ですいません、僕は明日は朝から東京へむかうおで、今しかなくて」 加恵は少し戸惑ったが、胸が弾んでいることは、自分には隠せなかった。 話に乗るでもなく、断るでもなく 加恵「今どちらですか?」 返って来た言葉は、ちょっと以外だった。

つづく

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