田中屋の夕刻日誌「美味しいカツカレーの食べ方」田中宏明

夕刻日誌
DSC_0704
夕刻日誌

=夕刻日誌=日常はエッセイにするとちょっとメルヘン。卒論のネタとスナックのママの話題のツマミとは似たようなものだ。デートにも使える話題のネタを紹介。満員電車でのにやける暇つぶしにも。 

美味しいカツカレーの食べ方

僕が後世に伝えたいいくつかのことの中で、ひとつようやく伝えられる準備ができました。

美味しいカツカレーの食べ方といっても、どのように料理するかという話ではございません。僕は料理などできません。
ここでいう美味しいカツカレーの食べ方とは、どの順番にカツを食べるとカツのもつ味をより感じられるかということです。

やっとその性質がわかったので後世に伝えたいと思います。

まず、カツが5切れに分かれているとしましょう。
説明のため、左から順番に、1~5と番号を振ったとしましょう。

ではどこからたべるか、真ん中(3)から食べます。
続いて、(2)(4)と食べて外側に向かいます。
最後は両サイド(1)と(5)を食べます。

両サイドはどちらを先に食べるかというと、小さい方です。大きい方を最後に食べます。

どのような傾向のもとこのような流れになったのか

油の量

先に油が多めのものを食べてしまうと、どんどんパサパサになってしまうので、美味しいエンディングを迎えられなくなてしまいます。

つまり、油の少ないところから食べていくのが得策と考えます。

そうなるとですね、一番油が少ないのは真ん中あたりとなります。そこから両サイドに向かっていくと、だんだん油が混ざっていって、肉汁感が増していきます。

そしてラストは両サイドどちらか。

幅が大きい方が油が乗っている。

この写真でいうと、手前側が奥川より幅が広いので、こちらをラストにします。

油も載っていて、心地よい重さのあるカツを感じて食事を終えることができます。

とんかつをどこから食べるかはたびたびトークの話題になるかと思いますが、これを一度試していただき、オリジナル食べ方の参考にしていただければと思います。

田中のおすすめとんかつ屋

・鎌倉 とんかつ小満ち
・なか卯
・浅草 

  

作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。  

2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。  
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集  
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中! 

タイトルとURLをコピーしました