田中屋スポーツ新聞9/21「林家パー子放火 タモリのアドリブ論 小説24話」編集者/田中宏明

シティスナップ
シティスナップ 夕刻コラム(社説盤) 夕刻日誌

=田中屋スポーツ新聞=新聞を読めと言われた世代!?読むならスポーツ新聞だな。情熱といかがわしさのサンドウィッチ。ジャンクな話題をコーヒーで流し込め!学校でも職場でも使える話題をお届け 

夕刻日誌「ジャズのアドリブとは飲み屋の繰り言である Byタモリ(49歳)」

ジャズを語る番組でのくだり
繰り言ということがを初めて知った。なんとなくの解釈とすると、ぼそぼそと自分の卑屈な姿を愚痴交じりに酒を飲みながら一人で繰り返している姿である。
そして、ジャズを聴く人は、それを「そうですね、そうですね」って聴くことができる人。

そう考えれば、アドリブができるわけですよね。

先のことなんて考えてなくて勝手に感情が吹き沈みして。

そこで自分の繰り言とは何か

今夜は田中屋の繰り言…

俺は誰も知らない東京 昭島の第二次団地ブームの中で生まれ育った、

バブル期に売り出した1300戸すべて3500万円 親がみんな同じ年収サラリーマン

その子どもが偏差値で分類された未来を歩いてんだ。

F       E  F          E

同級生みんな六大 俺は日大卒業してフリーター

さぁこれをアドリブで音をつけられるのか

夕刻コラム「林家ぺー・パー子宅火事」

仏壇のろうそくに火をつけたら燃え広がったらしい。なんだこれ。

林家ペー悲痛…自宅火事で愛猫4匹の死を明かす「4匹でなく4人。家族と同じだった」 ピンク衣装も燃える(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 東京・赤羽の自宅で火事が発生したタレント林家ペー(83)が19日夜、帰宅した。  報道陣に取材対応したペーは自宅で飼っていた猫が心配で戻ったとし、猫4匹が死んだことを悲痛な表情を浮かべながら明か

家事を起こしたことは悲劇のヒロインではないので、近隣のひとにどのように対応したかを報道したほうがいいですよね。

たんなる狂気・人間凶器ですからね。

なんで火を使っているのか。

ちょっとこの報道記者はどういう立場の人なのだろう。

田中屋のシティスナップ

My beautiful picture

連続小説「女の風景写真」第24話 作/奈良あひる

その夜、夫は食卓の片づけを終えたあと、妙に落ち着かない様子で由紀子を見つめていた。
 普段なら新聞を手にする時間だ。けれど、今夜は椅子に腰かけたまま視線を逸らさない。

 「……由紀子」
 呼ばれただけで、胸の奥がざわめく。夫が何を読んだのか、もう彼女にはわかっていた。

 「おまえ……あれは……本気で考えてるのか?」
 声は低く、けれど震えていた。怒りでも拒絶でもない。むしろ、抑えきれない熱に似ていた。

 由紀子は少しだけ間をおき、唇を湿らせた。
 「……もし、あなたが……望むのなら。私は……」
 視線を落とし、言葉を選びながら続ける。
 「してみたいと思う。あなたと彼と、三人で」

 夫の指先が小さく動いた。机の端を握りしめる音が聞こえる。
 沈黙が流れる。けれどその沈黙は、拒絶のものではなかった。

 やがて夫は、深く息を吐いて言った。
 「……じゃあ、いつにする?」

 喉の奥がひゅっと鳴り、由紀子は思わず夫を見つめ返した。
 ――本当に、この人は決断したのだ。

 翌日の逢瀬で、由紀子はその言葉を男に伝えた。
 男は一瞬だけ目を細め、すぐに笑みを浮かべる。
 「ようやくですね。じゃあ、日を決めましょう」

 三人の予定を合わせるため、手帳が開かれる。
 ペン先で記された日付は、由紀子にとって日常と非日常の境界線を示す印のように見えた。

 夜、布団に入りながら夫の背中を見つめる。
 ――本当にその日が来るのだろうか。
 期待と恐れが入り混じり、胸の鼓動はなかなか収まらなかった。

つづく

作者紹介 

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の写真家・放送作家。  

2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活&放送作家として日テレ・フジテレビ・テレビ朝日を出入りする。現在はピンでラジオと弾き語りでのパフォーマンスをおこなっている。  
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集  
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中! 

田中屋のシティスナップ 旅情俳句前夜「雨に濡れる高田馬場の女」撮影/田中宏明 #サーファー #shorts #zine 

タイトルとURLをコピーしました