田中屋の読書感想文
田中による読書感想文。ネタバレ防止の為、読み途中または読まずして感想を書くという田中的スタイルをとっている。
ちなみに読書感想文の宿題があるひとは、パクリOKである。
文系学科の大学のように、丸パクしてレポート提出してもOKである。
黒姫童話館
避暑地としても知られるここ。
世界の童話をコンセプトとして集められた本屋であり、作家の企画展示などもやっている。そこは有料だったりする。
熱くもない季節にここへ行って出逢ったのだ。
長くつ下のピッピ
いわゆるジャケ買いである。
しかし、平成初期育ちの僕ですが。
※ここで言う平成育ちとは、10代を平成初期に過ごしたという意味である。
ちなみに、僕は1980年(昭和55年)生まれですが、小1で昭和が終わっている分際で、昭和育ちなんて語れないというところから、10代をどこで過ごしたかをポイントとしている。
現場で作品に出逢いネットで買うという暴挙に出てしまったのです。
現場が大事という考えはもちろんあって、ピッピもそこでジャケットの絵に惹かれて手に取ったのだから、その現物を持ってかえることがその商品とは別に価値がついてくるはずなのだが、現実的な問題として、お金は限られていて、そうも行かないでした。
タイトルだけ覚えて帰って、検索して中古を買ったのです。
現場で買えば2000円で中古で買えば、送料込みで300円です。
そして、いわゆるヒット商品というのは、何度も作りなおされていて、時代によってバージョンがいろいろあるので、それを選ぶこともできます。本屋で買うと現行版ということになります。
発売当時に買うならば、いわゆる初版の単行本ということになるので、所有欲で言えばそれがいいですね。本にはその当時、出版社が押している本の紹介も載っています。それもおもしろいのです。
つまり、同じ本でも出版の時代によってそこはかわります。
僕は今回そこまで考えて買ってはいませんが、文庫版はなるべく避ける考え方をもっています。パッケージが事務的すぎるから。小さくて軽いというのはいいですが。
僕が買ったのは、岩波少年文庫版で過去の名作を取り扱っているようで、うしろのページの広告も過去の作品でした。今更ながらゲド戦記も推していました。
ゲド戦記といえば2000年代にジブリで映画化されていましたが、このピッピも映画化候補になっていたそうです。なにかの問題で頓挫したようです。
ジブリってこういうところから原作漁ってるんだ!って思いました。
今も昔も、原作と映画全然ちがう!なんて話題ありますが、このピッピを原作通り作っても商品にならないというのは感じました。もしこのピッピを映画化したとしたら、設定だけ残し、まったく別のものになってしまう気持ちもなんだかわかります。
訳がちょっとわかりづらいというか難しいところがあります。
主人公ピッピは、ピッピ・ナガクツシタという名前なのですが、長くつ下履いてるからじゃないんですかという疑問からスタートします。
この翻訳家大塚勇三の紹介も載っていて「小さなスプーンおばさん」も担当してるんですよね。あのスプーンおばさんですよ!見てました、アニメ。
これも原作とはちがうのかな。
僕は映像化に関して、原作に忠実に、または変更どちらでもOK派です。
僕は売れるための商品化は大事だと思っています。
ただ、原作と変更する場合しない場合、原作者とうまくやってくださいよ、それだけですね。
田中屋のHONDANAにも入荷です
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