田中屋の行き当たり計画
「井の頭Pastoralを移動販売して、サービスでコーヒーを出したい」
その2
そういえば、小学生の頃、「いつ・どこで・だれが・どうしたゲーム」というものがあった。

峠Coffee
峠Coffee

クラス全員で各自それを書いて、ランダムで繋げて、予測不能のストーリーを楽しむという物だ。

そして、23歳になり、番組制作会社で働いていたとき、番組を作るために仕込むものとして、呪文のように言われていたことは、
「人・物・場所・ネタ」である。それを揃えればなんとかロケができると言われていた。

これらふたつは、何かプログラムを作るにあたってたびたび思い出すことでありました。

5W1Hなんて言葉はこれに似た物として古くからありますが、何となくビジネスくさいので、これは意識しないでいきたいと思います。

さぁ、今回はこの題名のことを、当てはめてみましょう。

晴れた土日に、峠道で、僕は井の頭Pastoralを路上に並べて売った。そして、サービスでコーヒーを出す。

それを、実行するために必要なものとは。

人:僕
物:井の頭Pastoral一式、コーヒー道具一式
場所:相模湖へいくまでの峠道
ネタ:路上で電化製品を使ってコーヒーを出す。
コンビニも店もない僻地で。バイカー相手に。

井の頭Pastoralは売れるのか。

つづく

文/田中宏明(写真家)

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