田中屋の立ち描き俳句屋 

すーじーぐぁー
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すーじーぐぁー 夕刻日誌

立ち食いそば屋にて

俳句とはかけそばのようなもの、ポッケの小銭で食べれるの。

ちょっと気分がのったら、トッピングで七七や八五をのせてみてもいい。

遠くの立ち蕎麦屋を目指して出かけたりたんてしないでしょ。そこで出逢った俳句がおもしろけりゃ得したもんだ。

「ごちそうさん」と言えば、店主の謝意を背中で聞く。

俳句をいくら書いてもなーんにも反響ないてないもんだ。背中で聞く声なんてない。自己満足が残るだけ。そう、自己満足が残ればいじゃないか。残らないよりは。

俳句とは、立ち蕎麦屋を出る時の後味なのである。

トッピング

そこに季語があるかどうかなんて大したはなしではない。どっちでもいい。

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田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中

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俳句前

季語抜き

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