田中屋の俳句エッセイ「銀座のビル解体のすーじーぐぁー」作/田中宏明

すーじーぐぁー
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すーじーぐぁー

=田中屋式短歌= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロードエッセイシリーズ。30文字ぐらいのメルヘン小説へようこそ

2024年 銀座 秋

俳句

大都会 地に咲く花の 儚さよ
ここにいたのよ ビル解体

季写真

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解説

町を歩いていると、空き地というものをみかける。ドラえもんで、みんなが遊んでいるところだ。ちなみに土管は見たことがない。

そこらの空き地と違うところは、ここは銀座だ。銀座に地べたがあるっていうのは、ちょっと不思議な景色に見えるものなのだ。

あっという間に何かになって、ビルになってしまうであろう、この土地だ。

おそらくまず、駐車場になる。それはよくある景色で。今は空き地なのだ。はかない空き地である。

儚いものに美しさを感じる時がある、中学時代や高校時代なんてあっという間だ。

この空き地というのはそれにあたる。

地方のずっと空き地のところは、ずっと留年しているようなものだ。

メルヘン解釈

土地というのは、買った売ったなどして、お金が動き続けるが、土地自体はずっとそこにいたんだよ。こんなんになるまえからずっと、ここにいたよ。

作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。

2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。

◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集

◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送

出演ラジオ

第75回!「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio」ヨーグルト田中とDJシューカイ 「闇夜の峠道(茅野)を走る」「妙高市天龍食堂」

オールデイズ直江津Radioとは

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