田中屋の俳句エッセイ「忘れてしまいたいもの」田中宏明

すーじーぐぁー
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すーじーぐぁー

=田中屋式短歌= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロードエッセイシリーズ。30文字ぐらいのメルヘン小説へようこそ

俳句

辛い過去 忘れるものか その歴史
忘れたいのは この食欲

解説

忘れたいことってありますか。どんなに辛いことでも過ぎてしまえばすべてネタで、経験です。

どんなに辛いことでも忘れてしまいたいことなんてない。たまに忘れたい恋の話を聞いたら本気で怒っている人がいましたが、そんなの演技です。すぎれば辛くありません。

忘れてしまえば経験がなくなってしまうそれでもいいのか。恋はネタだ。

忘れてしまいたいものはただひとつ食欲である。

メルヘン解釈

忘れてしまいたい過去があるなんて言うのは、決まって女である。それは忘れたくない想い出なのである。

作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。

2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。

◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集

◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送

第76回!「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio」ヨーグルト田中とDJシューカイ 話題:子どもにテレビを見せないという教え 突撃!隣の定食屋さん「上越市早川亭」

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