田中屋の俳句エッセイ「ラジオと時代のすーじーぐぁー」作/田中宏明

すーじーぐぁー
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すーじーぐぁー 夕刻日誌 展示・ライブ・出前BGM

=ロード俳句= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロードエッセイシリーズ。17文字のメルヘンドライブへようこそ只今 脱線!奥の細道を追う を敢行中!

まえがき

俳句

何度でも 景色に出逢う サ店ラジオ

解説

飲食店でラジオが流れているなんて場面に出会った記憶はありますか?

飲食店に入るとラジオが流れている。

なんて店はんまり見かけなくなって、一番先に思いつくのが立ち蕎麦屋で 次が定食屋といいたいところですが、定食屋なんてのはめっきりなくなってしまってよ。もう随分経つ。

たまたま出会ったランチ屋がラジオが流れていた。

昨今ではアプリや何やらで、手軽に出先でラジオを聞くこともできるのかもしれないのだが、僕にはまだその文化が入ってきてない。

そんな人にとってはラジオが流れているというのはそれだけでウリになるのだ。ラジオデッキを持ち運ぶのは面倒なので、出先で聞けるなんてありがたいということになる。

ジャズを聞くためにジャズ喫茶へ行くようなものだ。COFFEE1杯でねばってみたり。

ラジオは音…

それでも僕にとっては景色である。

ラジオを消せばわかるのだ。景色がなくなって、白ホリでCOFFEEを飲んでいる感覚。

どうせなら景色いいところでおむすびでも食べたいものだ。

景色を見るためという目的となり、目的地が設定されることは世の中的にある。ここからの景色は絶景だなんて。

ラジオはもうそれだけで絶景だ。

やっぱり江の島の東海岸で流れているラジオ

そして、この定食屋のラジオ

ラジオは景色だ。

作者紹介

田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。

2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。

◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集

◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送

出演ラジオ

第83回!「BerryBerryBreakfastのオールデイズ直江津Radio」ヨーグルト田中とDJシューカイ 話題:松尾芭蕉

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