「俺たちの」のあたりが非常にダサい。
それでもそれは、硬派なんて言葉に憧れを持った僕たちの世代のオマージュなのである。
80年代、男が「僕」とか使わなかったのです。
そして、バンドもアイドルも、いいときに解散するなんて、青春時代は終わらされていくような感覚がある。高校時代という3年間は、3年で終わるけど、バンドはいつ終わるかわからない。
僕は、バンドはずっと続いていくことに憧れていましたが、「解散するときにつかおう」と、この曲を作ったのです。
それでもやはり解散というのは読めないので、この曲を演奏する機会なんてなく、バンドは消えていきました。そんなもんですよね。解散ライブみたいなことができる人は大人ですね。
リーゼントとサングラスで歌いたい
それと革ジャン
文/田中宏明