=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
汐入の駅前にカフェバーがあって、看板娘が客引きをしている。「ビール如何ですか~」

俳句
酒飲めず バイクいいわけ ソフト頼む
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ソフト頼む バイクいいわけ 汐入Bar
酒飲めず コーヒー広がる 酒ひきかえ
季語ぬき
トッピング短歌
・ビール如何と 誘われて
・バイクじゃなくても ソフト頼む
・酒飲める人は コーヒー飲める

解説
横須賀というのは酒の文化の街であると勝手に認識している。音楽が栄える町は酒文化も栄えているイメージである。
僕は全く酒が飲めないのでどう酒の世界に入っていくかが考えどころなわけで。酒の飲めないというと、「酒飲めない男なんて男じゃない」と言われるような気がする。
メルヘン解釈
酒が飲めれば酒が飲める世界が広がったはずであると落胆することもある。しかし、酒が飲めないおかげでコーヒーの世界が広がったのかもしれない。
いや、酒が飲める人はコーヒーも飲めるな。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第90回
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
わけありの女