=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。

俳句前
〇熱海ジャズ喫茶ゆしま(昼)
マスター「こちらの席どうぞ」
カウンター席につく田中。
俳句
通されて 待ち合わせ気分 ピン電前
季語
待ち合わせ:待ち合わせがひとつのイベントであるぐらいの存在感を持つ季節(冬)
トッピング短歌
・受話器の先にも 熱海ジャズ
・恋人たちの 世界観
解説
通された席はピンクの電話前だった。これは特等席だ。この電話を使って多くの恋人たちが待ち合わせでもしたのだろう。
この電話からかけても、この電話へかけてもジャズの音が聞こえて、二人の世界観がその先も続いていくのだろう。
今はほとんど使われていないという。
誰かはまだ使っているのだ。

作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の写真家・放送作家・ラジオバンドマン。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活&放送作家として日テレ・フジテレビ・テレビ朝日を出入りする。
現在はピンでラジオと弾き語りでのパフォーマンスをおこなっている。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」「わけありキャバレー」原作・脚本
出演ラジオ 第106回
田中屋のシティスナップ

