=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句前
クーラーの力は熱中症にならなければわかないかもしれない。
僕の中に小さな根性論なのか。クーラーはなくても快適に生きていける気の持ちようを携えるべきと思うのである。
それにしてもやっぱりベタな話、軽井沢は涼しい。
俳句
夜風がいい 真夏の夜にも 店内も
季語ぬき
夜風がいい:夏
トッピング短歌
・暑さ気にしなきゃ 汗もいい
・ドア窓開けてりゃ 雨宿り
解説
クーラーをつけずに眠りたいから東京から軽井沢へ来た男の店は、店内もクーターをつけていなかった。
窓もドアも開いている。そのおかげで雨宿りにさっと入れたのかもしれない。
暑さは恐れなければともだちでもあるし、そんなに歩くもないことに気づくのかもしれない。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第93回
田中屋のシティスナップ
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
井の頭Pastoral
わけありの女