=ロード俳句(田中屋式短歌57585)= 松尾芭蕉に嫉妬して、バイクで旅して俳句するロード随筆シリーズ。俳句とはかけそばのようなもの。トッピングして短歌にすることもできます。
俳句
大野から 同じ顔ぶれ 終点へ
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終点も 同じ顔ぶれ 大野から
トッピング短歌
望みの下北 ひとりふたり
解説
目的の駅に着くまでに座れるか。
吉祥寺に住んでいた時、吉祥寺から神田駅(東京駅のひとつ手前)まで行くには。
中野で入れ替えが起きて、新宿で大きく入れ替えが起きて、四谷で入れ替えが起きて、神田に着く。
何度も入れ替えが起きて、神田駅までに座れなかったことはない。
ところが小田急線。
相模大野からから電車に乗る。もちろん座れない。7人掛けの真ん中あたりに立っている。
結局目的地の新宿駅までその7人の顔ぶれが変わらないの出る。
下北沢は大きな入れ替え駅なのではないかと思うのだが、数人の昇降しかない。
これが小田急での実力なのである。
作者紹介
田中宏明 1980年生まれ 東京都昭島市出身の週末の写真家・放送作家。
2003年 日本大学文理学部応用数学科 ぎりぎり卒業。下北沢・吉祥寺での売れないバンドマン生活を経て、会社員(番組制作→不動産業)となる。
◆写真家:シティスナップとかるーい読物「井の頭Pastoral」撮影・編集
◆放送作家:ラジオドラマ「湘南サラリーマン女子」原作・脚本 オールデイズ直江津Radioで放送中!
出演ラジオ 第90回
田中屋のロード俳句
田中屋のロード俳句のテーマ「それって感情の環状ってことよね」
わけありの女