田中屋の夕刻日誌「夜爪を切ると親の死に目に会えない」エッセイ/田中宏明

夕刻日誌
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夕刻日誌

これ小さい頃よく言われました。

中途半端に伸びてしまって、爪が割れて、今切りたくても、夜の場合はこの言葉の力によって、切ることはできませんでした。

ネットの力によって、調べると

諸説ありとかなんとかありながら、

まとめると、

夜(暗いところで)切ると、よく見えなくて、足の指を切ってしまい、そこから細菌が入って病気になり、親より早く死んでしまう

というものだった。

指を切ってしまうことがあっても

それで最近が入ったとしても

それで病気になるといっても

理屈としては有り得る話だけど、それで親より早く死ぬってのは大げさなんですよ。

オーバーです。そう言えば、大げさのこと大人はオーバーと言ったね。

なんでそんなオーバーなことを言ってまで夜爪を切らせたくなかったのだろうか。

そこにリサーチをかけるのが大事なことなのですが、僕はしません。

リサーチの先ってのは大したことが起きません。

なんか、爪を切る音で起きちゃうからとか

そんなぐらいな話のような気がします。

それが嫌で大きな嘘をつくのです。

親の死に目に会えないと

だからやめろと

昔の人ってのはネットで調べられないぶん、妄想力があるんですよね。

いまはネットで調べられるからオーバーなことが得ないんですよね。

ホラ吹きになっちゃうから。

なので、昔の人はロマンチックなもんだ。

星が2、3個しかないのに、オリオンだとかか牡羊座だとか言って女にささいているんだから。

こないだ、直江津に行くとき夜ツメ切ってたら、はじめて指切ったんですよね。

肉が…

それでこの話を思い出したよ。

田中宏明

第61回!「BerryBreakBreakfastのオールスターズ直江津Radio」ヨーグルト田中とDJシューカイ #ラジオ

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